志免炭鉱を訪れる

やよひ

2011年04月07日 22:01

だいぶ前のとある晴れた午後。
福岡空港近くにある竪坑櫓を見にゆきました。
いつも志免町辺りに近づくと目にする背の高い建物。
小さな頃から、志免町近郊が炭鉱だったことは知っていました。
もちろん、その背の高い建物が竪坑櫓だってことも。
でもでも、間近で見るのはハジメテでした。


意外と迫力ありました!

シンプルで無駄のない作りは何だか魅力的です。
また、こちらには櫓だけでなく、斜坑も残っています。
当時の採炭の道すじなどが何となく想像できたりもします。

ここには志免鉱業所といわれた炭鉱があり、糟屋炭田のなかの炭鉱のひとつでした。
こちらの鉱業所は、海軍により開かれ、終戦後は国鉄の管轄下にありました。
そんなわけで、石炭採掘開始から閉山までずっと国営だったそうです。
これは日本国内唯一らしい・・・。
こちらで採れる石炭は良質だったのかな?
とか思ってみたり。

石炭は石油が主となる前のエネルギー源。
黒いダイヤとも称されてたと聞いたことがあります。
日本の勃興期を支えた大きな大きな力だったと思います。
また、採炭夫さんたちの力もそう。

ということは、この竪坑櫓って日本の近代化を担ったシンボルになるわけだぁ!

近すぎてなかなか足を運ばなかったけれど、
行ってみると多くのことを知り、また多くを学ぶことができました。
やっぱり行くべきですね。

青空に悠々と飛ぶカイトを眺めながら、
ここに存在していた志免炭鉱に思いを馳せるひと時を過ごせました。
こういうのいいな。

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